日向と影山の関係性は稽古中でも…



――昨年3月に上演された『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』で、おふたりは共演されていたんですよね。お互いの第一印象を覚えていますか?

須賀 僕は最初、「無口な人だな」って。
木村 人見知りなので…。
須賀 だけど話してみたら全然そんなことなかったです(笑)。
木村 打ち解けたら爆発しちゃうから(笑)。健太も人見知りだよね?
須賀 そうだよ。
木村 僕は打ち解けるとはしゃぐタイプだけど、健太は打ち解けてからもわりと静かなタイプなんだよね。

――その作品では、須賀さんと木村さんは敵キャラ同士でした。

木村 そうなんです。僕ら戦ってたもんね(笑)。
須賀 でもだから、お互いを分かり合えた気がする。体を動かすことって、それは、アクションもそうだし、バレーもそうなんだけど、テンポを合わせるにはお互いを信頼できるかどうかが大事なので。

――なるほど。

須賀 アクションシーンを通して、お互いを知ろうとしていたところはあります。

――そういう間柄となると、演劇「ハイキュー!!」の現場でもやりやすかったり?

木村 いや、稽古に入ってウォーリーさんに「健太とあんま仲良くならないでくれ」って言われました。だから、健太と作品について話し合ったことはあまりないですね。
須賀 日向はキャラクター上、コミュニケーションを積極的にとろうとするから、僕もそれを意識していたけど、達成とは本当に芝居の話はしなかったなぁ。セリフを通してコミュニケーションをとって、お互いの思っていることをその瞬間で感じることが多かったね。

――まさに日向と影山の関係性だったんですね。ご自身が演じるキャラについて「素敵だな」と思うのはどんなところですか?

須賀 日向はバレーボールと人が大好きで、その“好き”っていう気持ちが全面に出ているところがすごく魅力的ですね。ものや人に対して純粋にリアクションをとるって、実は一番エネルギーを使う難しいことだなというのを演じていて実感します。

――影山についてはいかがでしょう?

木村 そうだな〜。おバカなところ?(笑)バレーボールに関してはすごく天才的なのに、考え方がちょっとおバカなところが愛らしいんですよね。

――影山は無自覚な天然ですよね(笑)。

あと、「セッターはカッコいい」っていうゆずれない信念を持っているところも好きです。僕自身もその強い思いに動かされましたから。



ハプニングさえも“強み”に変える



――初演のお芝居でとくに印象に残っていることはありますか?

須賀 1幕最後の肉まんを食べるシーン。毎回本当に食べているんですよ。でも、ものすごく動いた後だし、水分補給をするタイミングがないから、口の中パサパサになっちゃう。けっこう大変でした。

――日向はガッツいて食べてそうなイメージが(笑)。

木村 僕は公演中、田中龍之介役の塩田(康平)さんが「お前食ってねーだろ!」って言いながら僕の口に肉まんを入れてくることがありました。
須賀 毎回、康平さんが誰かに肉まんを食べさせるんだよね。
木村 それでセリフを言えなくてもごもごしたこと、実は何回かあるんです(苦笑)。でもそういうアドリブも、ウォーリーさんは買ってくれていました。ハプニングさえも自分たちの強みにしていくというか。僕たちも遊び甲斐がありましたね。

――ほかにそういうハプニングはありましたか?

木村 僕、1回、本番中に椅子を壊しちゃったことがありました。
須賀 あー! あれは大変だったよね。アドリブで剛史さんと「影山が椅子壊してすいません」って言って、なんとか乗り越えたけれど。

――影山はクールなキャラだから、そういったハプニングが起こっても素を出しちゃいけないですしね…。

須賀 あのときは一瞬、達成に戻って「痛って!」って言ったよね。で、すぐに「……すみません」って影山に戻った。
木村 僕が椅子の上に乗ってメキメキって音がしたとき、みんなが僕を「やべっ」って顔で見ていたあの瞬間は忘れられないです…。

――ナイスチームワークですね。再演では、キャストも一部新しくなりますが。

須賀 誰かひとりでもキャストが違えば、それは違う作品と言っても過言ではないくらい別物になるので、再演ですが、新鮮な気持ちで、新しいものとして考えてやっていかないといけないと思いますね。

――須賀さんは座長ですし、新キャストも引っ張っていくという意識が人一倍強いのでは?

須賀 そうですね。でも言葉より行動で示したい。僕が真摯にお芝居をして、それを見てみんなが何か感じてくれたらいいなと思っています。
木村 みんな意識が高いから、今回も大丈夫だよ。
須賀 そうそう。全員の意識が高いのが「ハイキュー!!」カンパニーのいいところで、一緒に芝居をしていて、みんなの原作愛の強さを感じるんです。2.5次元の舞台では、とくに大事なことだと思います。

――最後に、再演の意気込みをお願いします!

木村 僕個人としては初演よりももっといい影山をお見せしたいです。初演をやったからこそ見えてきた部分もあるので、それを改善しつつ、メンバーにも声をかけて、みんなの士気を高めながらやれたらいいなと思います。
須賀 初演は、ゼロから作りあげることが目標だったので、一生懸命がむしゃらにやってきましたけど、ここからは作品をどれだけ成長させられるか、だと思います。初演でのよかった部分は残しながらも新たな要素を足して、さらにパワーアップした舞台にします! ぜひ劇場に観にきてください!



【プロフィール】
須賀健太(すが・けんた)/1994年10月19日、東京都生まれ。A型。1999年、子役デビュー。TVドラマ『人にやさしく』で注目を集め、数多くのTVドラマや映画に出演。代表作に映画『ALWAYS 三丁目の夕日』古行淳之介役など。ライブ・スペクタクル「NARUTO -ナルト-」では我愛羅役を演じた。

木村達成(きむら・たつなり)/1993年12月8日、東京都生まれ。A型。2012年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの海堂薫役でデビュー。ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」では薬師カブト役を演じた。


■ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」公式HP
http://www.engeki-haikyu.com/

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■受付期間:4月1日(金)12:00〜4月7日(木)12:00

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・当選者発表日/2016年4月8日(金)
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・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月8日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。4月12日(火)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

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