iPhone 6s Plusサイズのキーボード付き、超小型ノートPCが登場? ゲームも動画も仕事も何でもできる

写真拡大 (全4枚)

今やスマホで出来ないことは何も無いとも言える時代だ。ところが仕事で使うオフィスアプリでのデータ作成や、ハイエンドなゲームのプレイなどは、パソコンでないと満足を得られないシーンもまだまだ多い。

スタバに行けばMacBookを開いて仕事や勉強をしている人の姿を多く見かけるのも、スマホだけではすべてのユーザーニーズを満足させられない証しだろう。

とはいえ、ノートPCを毎日持ち歩くのは、さすがに負担だし、大変だ。
そこで考えられたのがスマホサイズのノートPC「GPD WIN」だ。
「GPD WIN」は、iPhone 6s Plusと同じ5.5インチ画面のノートPCで、クラウドファウンディングサービスのIndigotoで出資を募集している。

閉じた状態ではノートPCとは見えないが、ディスプレイ部分を開くとキーボードを備えた立派なパソコンとして使えるのである。


スマホサイズのノートPC「GDP WIN」


「GPD WIN」の本体サイズは155x97x22.5ミリ。横の長さはなんとiPhone 6s Plusの縦の長さ、158.2ミリよりも小さいのだ。さすがに本体の厚みは約2センチとあるものの、カバンに入れても邪魔になることはないだろう。
何よりもこのサイズでWindows 10が動くパソコンという点が大きなメリットだ。
つまり、いつでもどこでも、オフィスアプリなど、ビジネスシーンでフルに使うことが可能なのだ。

またゲームユーザーにはうれしい配慮もある。
左右のジョイスティックやABXYボタンなどが、キーボードの上側に内蔵されているのだ。「GPD WIN」本体を、まるで大型のジョイスティックのようにして両手で握ってゲームをすることもできる。

イヤホン端子もあるので、電車などで移動中でもゲームの音を漏らす心配もない。さらにミニHDMI端子まで搭載しているので、大画面テレビに「GPD WIN」の画面を映し出してプレイすることも可能だ。
もちろん、ゲームだけではなくYouTubeなどのビデオを見るときも大画面テレビにつないで視聴できる。まさに様々なシーンで楽しく使えそうだ。


キーボードとゲームパッドを備えている


片手でも持ててしまうほどの小型PC「GPD WIN」だが、気になるのは電池の持ちだろう。
ところが、「GPD WIN」は、6000mAhの大容量電池を内蔵している。
ゲームなら80時間、ビデオ鑑賞でも8時間の利用ができるとのこと。
ポータブルDVDプレーヤーを持っている人なら、このGPDに買い替えればネットにある動画も自在に見ることができるだろう。


仕事、ゲームなどノートPCで出来ることがなんでもできそうだ


GPD WINは4月27日まで出資を受け付けている。
目標額は10万ドル(約1125万円)で、出資が集まれば今年10月には製造・出荷される予定だ。
本体価格は449ドル(約5万500円)だが、現在なら299ドル(約3万3600円)で出資できる。スマホだけでは物足りない人、ノートPCを毎日持ち運ぶのが面倒な人、いつでもどこでもPCゲームをしたい人など、超小型PCを求めている人には、大いに気になる製品だろう。


山根康宏