韓国の優勝で幕を下ろしたプレミア12。日本代表=侍ジャパンは準決勝戦でその韓国と対戦し、3-0のリードからまさかの逆転負けを喫している。

小久保裕紀監督の采配に批判が集まっている現状、21日放送、フジテレビ「すぽると!」では「侍ジャパン屈辱的な敗戦 当事者が語る日韓戦の裏側」と題し、侍ジャパンの内野守備・走塁コーチを務めた仁志敏久氏が試合を振り返った。

「第一戦が韓国で、一戦目から気持ちが入らないとできない試合だった。予選を順調に勝ったので準決勝は絶対に負けられないという気持ちになった」。こう切り出した仁志氏は「小久保監督も仰ってましたけど僕も含めて力不足でした。まだまだ経験しないといけないことは沢山あったと思います」と反省の弁を述べた。

また韓国戦における逆転打を浴びた場面については、「長打を警戒しなきゃいけないところでベンチも当然それくらいは考えてたんですけど、それまでの経緯を考えると、ここはダブルプレーが欲しいというところだった。常に危機感を持たなければいけないというのは改めて感じた」という仁志氏。後手となった9回の采配は「続けてヒットが出てしまったので考える余裕がなかったんですけど、その一瞬の中で我々は冷静になってやるべきことをやり尽くさなければいけなかった」と話した。

「いまだに引きずっています」という仁志氏。その最後に侍ジャパンの今後を訊かれると「我々が色んな局面に直面して核を持ってやっていかなければいけないと思いました。今回は選手達はよくやってくれたので我々が申し訳ないという気持ち」といい、最後まで反省しきりだった。