現役グラドル吉沢さりぃが語る“ギャラ飲み”の実態とは

写真拡大

 どうにもこうにも毎日の晩酌が辞められません、吉沢さりぃです。私ほどオープンにはしていませんが、グラドルの中にはお酒好きの子も多いですよ。今回は、そんなグラドルの飲み会事情についてお話ししますが、どこのタレントや芸人と飲んでるとか、そんな週刊誌に出てきそうな話ではありません。

 皆さん、“ギャラ飲み”って知っていますか? 例えば、合コンや会社の飲み会なら、上司が全て出してくれたり、男7女3ぐらいの割合で支払ったりしますよね。ところがこの“ギャラ飲み”は、女の子側は飲食代がタダなどころか、参加するだけでギャラがもらえるんです! こうしたギャラ飲みに誘われているのが、グラドルを中心とした女性タレントで、主催者の多くがグラドルだと言われています。

 私も以前、芸能活動と並行して働いていたバイトをクビになり本当にお金がなく、新しいバイトも見つけられず、すがるような思いで一度だけ参加したことがあります。お誘いしてくれたのは、元グラドルの先輩でした。

 その日は、超大手企業の幹部の方のバースデーパーティーでした。集められたのは、私のようなグラドルはもちろんのこと、モデルや声優さん、女優さん、中には普通のOLさんも混じっていました。

 パーティの間、私たちは、お酌や食事の取り分けをしたり、カラオケで合いの手を入れたりしました。パーティーコンパニオンのような感じですが、そのギャラは破格です。この日はまさかの2.5時間で3万円! こんなにもらえるのか……と、ただただ驚いたものです。

 中には、お酌もそこそこにしてガツガツとご飯を食べていたり、のんきにお茶を飲んでいたりしている女の子もいましたが、こんなんでお金をもらうなんて図々しすぎるのではないかとも思ったりもしました。なお、この日は原則として、連絡先交換や、あらかじめ決められたギャラ以外に個人的にお金を頂くのはNGでした。

有名タレントなら2時間で10万円

 正直、本当にグラドルは低収入です。こんなにお金がたくさんもらえるならばまたやりたいなあと思いました(笑)。ですが、その後はなかなか私にまで募集の話が回ってきませんでした。私が参加したギャラ飲みは例外的なものだったらしく、通常、相手先にしても女の子にしても、業界関係者ばかりが参加するケースが大半を占めていたのです。

 その場合は、大手事務所や中堅クラスのグラドルやタレントに対してまず募集がかかります。そうです、世間的に名のあるタレントたちも、こうしたギャラ飲みに参加して小遣いを稼いでいるのですね。

 それに対して、「そんなことでお金を稼ぐとはけしからん」と思われる方もいるかもしれませんが、芸能活動で名前が売れてしまうと、バイトをするのも一苦労。ファンが職場に押しかけてくるケースもあるでしょうし、いつ仕事が入るかも分からないので、満足にシフトにも入ることもできません。

 かといって週刊誌の紙面を飾るグラドルや、メジャーデビューしているグループのアイドルであっても月給10万に満たないケースもザラ。事務所の給料だけでは暮らしていけません。芸能活動を続ける上でその生活費を稼ぐための手段として、閉じられた世界で行われるギャラ飲みは、タレントにとっても好都合だったのです。なお、ギャラ飲みの主催をしているグラドルに、その相場も教えてもらいました。

「誰もが知ってるタレントだったら、2時間で7〜10万円。そこそこ有名なグラドルなら2時間で2万円からよくて3万程度。あとは“仕事に繋がりそうなギャラ飲み”だったら、有名な子でも1万円くらいでも来ることがあるかな」

 一見、売れていないグラドルにとってもおいしい話に思えるギャラ飲み。ですが、実際は、タレントの知名度によっても値踏みされていて、そこはシビアな世界でもありました。本気で早く売れてやりたいなぁと思う今日この頃です。

吉沢さりぃバスト100のKカップを武器に活動するアラサーグラドル。趣味は、キックボクシング・飲酒・少女漫画研究・箱根駅伝研究で、特技はお酒の一気飲み。タレント事務所にてマネージャーをしていた経験もあり、芸能の表も裏も知り尽くしている。2月20日に最新DVD『ぽちゃプニ』発売。SexyユニットKissMarkメンバーとしても活躍中