それはまったくの寝耳に水!今、生まれて初めてこの慣用句を使ったような気がするが、こういうときのためにある言葉だろう。阿部和重と伊坂幸太郎が合作で小説を書いたという話を聞いたときの素直な自分の感想である。まさにそのくらいの藪から棒であった。びっくりしたぜ、『キャプテンサンダーボルト』!いや、予兆はあった。伊坂幸太郎ファンの方ならきっと買っているはずの『文藝別冊伊坂幸太郎デビュー10年新たなる決意』