東京・永田町の自民党本部前に火炎瓶が投げ込まれた事件を受け、警察当局や陣営が衆院選の街頭演説時の警備に神経をとがらせている。石破首相(党総裁)らの演説会場には金属探知機が投入され、安全確保が優先されている。青木一彦官房副長官は21日の記者会見で、「選挙は民主主義の根幹。暴力に屈することがあってはならない」と事件を非難し、要人警護などに万全を期すよう全国の都道府県警に指示したことを明らかにした。