数々の伝説を生み出し、童話や小説、漫画や映画にも登場する「鉄の処女」。果たしてそれは実際に使用された残酷な拷問具にして処刑具であったのか?『拷問と処刑の西洋史』の著者・浜本隆志氏が、信頼すべき史資料をもとに実証的に検証します。「鉄の処女」奇想の拷問具伝説「鉄の処女」はローテンブルク「中世犯罪博物館」の入り口近くに置かれ、数ある展示品のなかでももっとも強烈な印象を与えるシンボル的な「目玉」である