夫に先立たれた年金暮らしの83歳の女性は51歳の息子と同居している。以前はひきこもりがちだった息子だが、現在は平日8時間以上働いている。だが、家に入れるお金は月に5000円のみ。女性は以前、親戚などから医療費や生活費として700万円を借りているが、カツカツの生活の中で返済のメドは立っていない。ここ2年で7回も無料の家計相談を受けているFP畠中雅子さんは「本気で事態を改善しようという気持ちが感じられない」という――