今年の熊本工業には、3年生に絶対的エースが君臨していると聞いていた。廣永大道(だいち)──県内でも有数の実力と評されていたが、熊本大会中に肋骨の疲労骨折で登板できずガッカリしていたら、2年生投手がほぼひとりで投げ抜いて、激戦の熊本を勝ち上がったと聞いて驚いた。その2年生投手の名は、山本凌雅(173センチ・65キロ/右投右打)。甲子園初戦の対戦相手である広陵(広島)のエース・高尾響は、2年春からこの夏
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今年の熊本工業には、3年生に絶対的エースが君臨していると聞いていた。廣永大道(だいち)──県内でも有数の実力と評されていたが、熊本大会中に肋骨の疲労骨折で登板できずガッカリしていたら、2年生投手がほぼひとりで投げ抜いて、激戦の熊本を勝ち上がったと聞いて驚いた。その2年生投手の名は、山本凌雅(173センチ・65キロ/右投右打)。甲子園初戦の対戦相手である広陵(広島)のエース・高尾響は、2年春からこの夏