越後の上杉謙信が隣国・能登の山上にある七尾城を奪取した「七尾攻め」(1576〜77年)。その直後に織田軍を蹴散らした「手取川の戦い」は、謙信の強さを示すエピソードとして知られている。歴史家の乃至政彦さんは「謙信の狙いは、天下人・織田信長との対決。北陸にも勢力を伸ばす信長と対決するには、先んじて能登を制覇しておく必要があった」という――。「上杉謙信と七尾城」をめぐる4つのポイント・能登は名門畠山氏に対する