陸上の男子110メートル障害と400メートル障害は、求められる適性が大きく異なる。豊田兼(慶大)は両種目で日本トップレベルの実力を持つ「二刀流ハードラー」。27〜30日の日本選手権で、異例の2種目でのパリ五輪代表入りを目指す。東京都出身の21歳で、父はフランス出身。195センチの長身は、ハードルを越える際の大きな武器になる。昨年大きく飛躍を遂げ、8月の世界ユニバーシティー夏季大会の110メート