厚生労働省厚生労働省が5日公表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は前年同月から0.7%減った。マイナスは25カ月連続となり、3月に続いて過去最長を更新。物価高騰に賃金上昇が追い付かない状況が続いている。大手企業を中心に賃上げ回答が相次いだ今春闘の影響もあり、3月分の2.1%減(確報)から見れば改善した。ただ歴史的な円安を背景とした物価高が長引き