ミズノの中田真之氏(左)と篠原果寿氏(写真:筆者撮影)昭和の時代の男の子にとって「ミズノ」の3文字は、ずいぶん神々しかった。昼は空き地で野球ごっこ、家に帰れば「ナイター中継」と野球漬けという男の子は少なくなかった。小さい頃はおもちゃのバットやグローブで遊んでいたが、うまくなって野球チームに入れば「本物の」野球用品を買ってもらえた。その中でも、日本のトップメーカー「ミズノ」は少年たちの憧れだった。永