自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、東京地検特捜部は派閥幹部らの立件を見送った。評論家の八幡和郎さんは「そもそも今回の事件は悪質とはいえ立件が難しかったのに、検察はさも大物を逮捕できるかのようにマスコミにリークし、政治に介入したのではないか。日本の司法の前近代性は、経済人にも気まぐれに襲いかかるし、国際的にも評判が悪い。フェアな巨悪への挑戦の方法を模索すべきだ」という――。検察庁(写真