ceroの通算5枚目となる最新アルバム『e o』が大きな話題を集めている。そこで今回はimdkm、金子厚武という二人の音楽ライターによるクロスレビューを掲載。革新的であり続けるバンドの現在地に迫った。1. 「演奏」と「物語」からの解放imdkm『e o』は、原点回帰であると同時に更新でもある、バンドの歴史においてユニークな立ち位置の作品だ。ソウルクエリアンズ以降のネオソウルを取り入れた『Obscure Ride』、ポリリズムや変拍子