元上智大学教授で、美術評論家の林道郎(はやし・みちお)氏から、10年にわたりセクハラを受けていたとして、元学生の女性が林氏を相手取り、慰謝料など約2457万円を求めていた訴訟で、東京地裁(伊藤康博裁判官)は3月27日、約128万円の支払いを命じる判決を下した。判決によると、この128万円は女性が林氏の妻から求められて支払った慰謝料の5割に当たるもので、林氏が妻に対して負う賠償とした。それ以外の原告の請求は棄却した