中国は、脱北して自国に逃げ込んできた脱北者を、見つけ次第逮捕して、北朝鮮に強制送還してきた。迫害の危険に直面している人を送還してはならないという、難民条約の「ノンルフールマン原則」に反する行為だが、中国は「脱北者は経済目的の違法入国者だ」として、難民とは認めていない。しかしこの3年、強制送還はストップしている。北朝鮮は2020年1月、新型コロナウイルスの国内流入を恐れるあまり、国境を封鎖して物と人の出入