北朝鮮で聖典の一句のように扱われるのが「マルスム」(お言葉)、つまり最高指導者の言葉だ。それは様々な分野に及ぶ。例えば、故金日成主席は1961年9月、松濤園(ソンドウォン)少年団キャンプ場を訪れ、子どもについてこのようなマルスムを残している。「育っていく新しい世代はわれわれの未来です。新しい世代がいなくして国の未来もなく、社会も進歩もありえません。だから、未来の主人公である新しい世代をよく育てることが