日本企業がバブル崩壊以降に活力を失い、「失われた30年」とも言われる中で、何かと「アメリカでは」と、米国流の経営をもてはやす意見がいまも絶えない。では、実際に米国企業の中枢に入り、トップマネジメントの意思決定を目の当たりにしたら、日本とのどのような違いが見えてくるのか。事業再生の専門家であり、ミスミグループ本社名誉会長である三枝匡氏が上梓した「決定版戦略プロフェッショナル戦略独創経営を拓く」より