【最初】から読む。前回からの続き。最近のお話です。俺は大学を卒業して社会人になったジュンです。小学生のときに両親が離婚しました。父はいつも母に叱責されて黙り込むだけ。俺にとってはどうでもいい存在で、家から出ていっても特に思うこともありませんでした。父は毎日仕事が忙しいのか、夜遅くに帰ってきていました。休日も息をひそめるように静かに過ごしていた父とは、あまり会話をした記憶がありません。母がいつも「あ