大麻や覚せい剤、MDMAなど、いわゆる違法な薬物はかつて、門外漢にとっては“簡単に手に入らない”というイメージがあった。ところが現在はSNSで『野菜手押し』などと入力すれば大麻の密売人のアカウントがいくつもヒットする。これはつまり、SNSを使える年齢になれば違法な薬物を入手することができることを意味している。薬物犯罪捜査に心血を注いできた元厚労省麻薬取締部部長の瀬戸晴海氏は、新書『スマホで薬物を買う子ども