公立小中学校教員の半数が、休憩時間を全くとっていない--。教員の過酷な労働実態が、名古屋大学の内田良教授らによる調査で明らかになった。内田教授は、(1)持ち帰り仕事、(2)休憩時間中の仕事、(3)過少申告した残業時間、の3つの「見えない残業時間」があると指摘。今回の調査で持ち帰り残業が、文部科学省の「教員勤務実態調査」(2016年)と比較して増えており、「ますます教員の仕事が見えなくなっているのではないか」