これからの企業は、自社の利益を追求するだけでなく、社会全体の問題を解決する担い手としての役割をよりいっそう求められるだろう。世界が高度に繋がり、影響し合う現代社会では、あらゆることが他人事、対岸の火事では済まされなくなっているからだ。そんな、これから先の企業に求められる姿を示唆する一冊が『未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ』(リンダ・グラットン著、吉田晋治訳、プレジデント社刊)である。本