都市伝説や怪談と言えば、真っ先に思い浮かぶのは何だろうか?「口裂け女」「トイレの花子さん」「カシマレイコ」「きさらぎ駅」……。時代が変わってもこの手の話は、誰が教えているのか脈々と語り継がれている。そんな古今東西の都市伝説や怪談、いわゆる怪異譚をまとめた一冊が『日本現代怪異事典』(朝里樹著、笠間書院刊)だ。本書では、戦後から現在に至るまでの「怪異」が1000種類以上も紹介されているが、その内容は単なる