拙著『タモリと戦後ニッポン』で、1970年代に一瞬ながらせんだみつおの時代があったことに触れた。せんだが司会をしていた月〜金の公開生番組「ぎんざNOW!」は、のちの「笑っていいとも!」のルーツの一つともいえるし、同番組中の「素人お笑い道場」というコーナーからは関根勤や小堺一機が輩出されている。所ジョージが初めてラジオに出演し、秋元康が高校時代に放送作家としてデビューしたのもせんだの番組だった。このように