「細かいの持ってる?」「給料もらったら返すね」…要注意“プチヒモ男”の実態
自分は働かず女に働かせ、そのお金で楽して暮らす男、貢がせる男が本当のヒモなのだとしたら、今回ご紹介する「プチヒモ男」はそこまでではありません。ヒモの一歩手前、というポジションです。
彼らにとって「お金を出してもらう・払ってもらう」はちょっと拝借という概念。ちょっとのあいだ借りるだけ。少しだけ。返す意思、もちろんあるよ?
■こんな態度を取ったら要注意!
笑顔で「食事代出しといて」、「細かいの持ってる?今、小銭ないの」。「札しかないから一緒に払っといて」、「あ、ついでにジュース買ってきて、あとで返す」、「給料もらったら返すね」……。
「ごめん持ち合わせないんだ。だから飯、食わないでもいいかな?カード引き落とし今月ヤバいんだ」……などなど。
“持ち合わせがないなら私が出すからオイシイの食べよ!
彼がお金ないからデートしないとか、そんなのつまんない”
わかります。お金の話して、セコイ彼女って思われたくないですよね。
そしてだんだんそれが当たり前になる。あなたも「彼が喜んでくれる、彼、少しお金ラクになったみたい!」とうれしくなってしまう。
……ちょっと!洗脳されてますよ〜!
プチヒモはエスカレートしていきます。ほっておくと本物のヒモになってしまう危険性も。
プチヒモって、「だめんず」っぽくないのでわからないんですよね。「恋は盲目」状態でもあるし、「食事代をほとんど私が払っている」なんて細かい話を友人にはしないですから、話は外部に出ていきません。完全に二人しかわからない世界だからエスカレートするのです。
プチヒモはギャンブル好きとか、そういうはっきりとしたお金にだらしないのとは違ってわかりにくいのです。でも、小銭でもお金はお金。前の彼女にもそうだったのかもしれません。もしかしたら友人にもそうだったり。「お金をちょっとだけ借りる」に罪悪感がないのかも。
彼の友人に探りを入れてみてください。何かわかるかもしれません。友人には一切そういうことしない=彼女だから甘えている(手っ取り早いと思っている)なら確信的ですから、オススメできない男性です。
こういうのに長けている男は本格的なヒモの素質アリ。しかし、けっこう女に愛されてしまうタイプが多い気もします。
■こんな別パターンも
C子さん(30歳)はプチヒモの彼と付き合っていました。
「お金がない、が口癖で、いつもワリカンデート。私が出すことも多かったです。でも『好きだからいいかな』って深く考えてませんでした。どストライクの好きなタイプでしたから。でも何に使ってるんだろう、おかしいなあと思ってたら……。本命の彼女がいたんです。本命とのお付き合いではお金を使ってたんですね。誕生日に安物のアクセサリーをくれて。ホントに中学生が買うような安物だったんですけど、すっごく嬉しかったんです(笑)。すぐに理由は告げずに別れましたが」
こんな【本命以外の彼女にはお金を使いたくない・付き合ってあげてるんだからお前が出せ的な】パターンもあるのでご注意を。
この彼、C子さんが「私もお金がない」と言うと「じゃ、会えないね」とあっさりした態度なのでだんだん不信感がつのって行ったそう。
本当に好きならそんな言い方はしませんし、お金がないならないなりのデートがあるでしょう。まあ、浮気だったので何とも言えませんが。そもそもお金がまったくないのが不思議ですよね。
もしプチヒモの予感がする彼なら、彼の周辺のリサーチと同時に、甘やかさずきちっと彼への疑問点や自分の意見を言ったほうがいいかも。それで文句を言ったり、C子さんの彼のように「それなら、もう会えない」と、不安にさせる言葉で操ろうとする男なら時間のむだです。早く切って前に進みましょうね。