なにこれ? 次世代フルーツ「バナップル」ってどんな果物なの?

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リンゴのような味わいのバナナ「バナップル」が、フルーツ好きの老若男女に注目されている様子。その名の通りバナナとアップルのおいしさを一度に味わえる次世代フルーツとして、話題を集めています。これまでなかなかお目にかかれなかった「バナップル」、このたび手軽に買える時代が到来!

■バナップルってどんな果物

バナップルは、バナナの王様「甘熟王」の販売で知られるスミフルがフィリピンのバナナ研究所で開発したデザート系バナナ。「まるでリンゴのような味わいのバナナ」という意味を込めて「Banapple(バナップル)」と命名されたとのこと。見た目は小ぶりなバナナですが、りんごを思わせるほのかな酸味と、濃厚な甘さを同時に味わえる新感覚のプレミアムバナナなのだとか! キウイやパッションフルーにも似た芳醇なフルーティーさが、これまでのバナナのイメージを覆してくれます。

岩崎さんによると「通常のバナナと比べて酸味が感じられることからも分かるように、バナップルには通常のバナナに比べて多くのビタミンCが含まれています。風邪の予防や疲労の回復、肌荒れ改善の効果が見込めそうですね」とのこと。栄養的にもうれしい果物のようです。

■なぜ今注目されているの?

バナップル自体は2012年より販売されていました。以前から話題になっていたものの、生産量の少なさによる希少性のために売り切れが続出し、最近ではなかなか手に入らないフルーツとなっていました。しかし、11月12日よりスミフルから専用パックが全国販売! これまで京王百貨店や通販など限られた場所でしか手に入らなかったバナップルが、400円前後で気軽に全国のスーパーマーケットなどで手に取れるようになりました。スミフルによると、専用パック売り出しが品質改善と取扱量の増加につながり、販売から1カ月たった今も売り上げ好調とのこと。まさに今こそ味わうチャンスのようですね!

■バナップル食べごろは?

他種のバナナとちがって皮が薄く、熟してきても食べごろを示す「シュガースポット」が出ないまま、皮全体が徐々に黒ずんでくるのが特徴。黒みがないとき、少し黒みが出てきたとき、熟しきって全体が黒ずんできたときなど、皮の色で食べるタイミングを選べます。岩崎さんいわく、黒みがないときが一番リンゴのような味わいを楽しめるとのこと。熟すにつれて酸味と甘みのバランスや食感が変化するため、いつでも新鮮な気持ちで味わえるのもポイントだそう。またこれまでのバナナが常温でしか保存ができなかったのと異なり、13度以下の低温においても果肉が崩れにくく冷蔵庫での保存が可能。長い日持ちがうれしいですね。

■野菜ソムリエ岩崎さん直伝! 簡単おいしいバナップルパイ

冷凍パイシートで自宅でも気軽に作れる「バナップルパイ」をご紹介。バナップルの爽やかな甘みとパイのサクサクした食感の取り合わせを楽しみましょう。お好みでシナモンパウダー、きな粉をトッピングするのもおすすめです!

材料
・冷凍パイ生地 1枚(8cm×18cm)
・グラニュー糖  大さじ5〜6杯
・バナップル 1〜2本
・蜂蜜 適宜

作り方
1、冷凍パイシートを解凍し、パイシートペーパーに置き、グラニュー糖大さじ4杯程度をふりかける
2、5mmの厚みに切ったバナップルを並べ、グラニュー糖大さじ1〜2杯をふりかける
3、オーブントースターを強レベルに熱しておき、30分弱を目安にサクッと焼けるまで加熱する(※オーブンの場合は230度で焼く)
4、仕上げに蜂蜜をかけて完成



(さとうまほ/Pistachio)