サイクロン掃除機や羽がない扇風機など、革新的な製品を提供しているダイソンですが、「Dyson project N223」と題された新たな製品を予告する謎のムービーを公式チャンネルで公開しました。サブタイトルには「16年間、200人のエンジニア、2800万ポンド(約48億1800万円)の投資。その結果は?あなたの考えを私たちに教えて下さい」と書かれており、あれこれと想像をかきたてさせられるムービーとなっています。

Dyson project N223: what new technology is ready for launch? - Official Dyson Video - YouTube

ノイズまみれのカメラ映像。



鮮明に写し出されたのはダイソンのオフィスっぽいところ。男性が謎の物体をのぞき込んでいます。



すると謎の物体は男性にクローズアップ。



またもや映像が砂嵐になり……



2人の男性がキャタピラのついた製品を触っているところが映し出されました。



と思ったら、次は羽のない扇風機に似た製品を見ています。



すると何かのプログラムのような画像に切り替わり……



暗いオフィスをサイクロンクリーナーで掃除しているところになりました。謎の物体は広い視野のカメラを持っており、あちこちを見ているようです。



ジェームズ・ダイソン氏らしき人物がしゃがみ込んで何かを確かめている様子。



自走式の掃除機のような製品が稼働していたり……



モザイクがかけられた気になる製品も動いたりしています。謎の製品の正体、ということでしょうか?



最後に社員一同がオフィスに集結して、謎の製品を見つめています。



ダイソン氏が何やらボタンを押すような仕草をとると……



映像はブラックアウト。「9月4日」というテキストが見え隠れしており、正式な発表日であると考えられます。



ムービーからわかるのは、床に置く小さなサイズの製品であり、パノラマ画角で対象物を追跡できる製品ということ。コメント欄を見てみると「ロボット掃除機」や「床掃除機」というコメントが最も多く、「iRobotのルンバのような製品ではないか?」と予想されています。他には「シャワー後にタオルのいらない体の乾燥機」という変わった予想も出ていました。

ダイソンは500万ポンド(約8億5300万円)を投資して、人間と同レベルの思考・空間認識能力を持つロボットの開発をスタートしたり、GoogleGlassの登場前からSiriのような音声認識アシスタント機能を搭載したスマートグラスの開発を行っていたりするため、「AIを搭載したロボット掃除機」というのはあながち間違っていないかもしれません。

謎に包まれたダイソンの新製品ですが、2014年9月4日(現地時間)に全てが解き明かされます。