初日を2オーバーと苦しんだ石川(撮影:岩本芳弘)

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<全英オープン 初日◇17日◇ロイヤル・リバプールGC(7,312ド・パー72)>
 英国にあるロイヤル・リバプールGCを舞台に最古のメジャー「全英オープン」が17日(木)に開幕。石川遼は2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの“74”でラウンド。84位タイで初日を終えた。
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 石川は2番をボギー、5番をバーディとして7番ではセカンドショットをポッドバンカーに入れてしまい、リカバリーできずボギーとしてさらにスコアを落としてしまう。しかし、そこからは我慢のゴルフでなんとかパーを並べ折り返す。
 後半も前半同様チャンスをなかなか作れずなんとかパーでしのぐ展開。そんな中迎えた16番で、ティショットを左に曲げると、「打ったことが無いようなライだった」とバンカーぎりぎりの位置からのセカンドショットは引っかかり、グリーンとは逆方向の左に行ってしまう。その後もリカバリーできずこのホールをダブルボギーとしてしまう。
 それでも最終18番、ティショットをフェアウェイにつけると、2オンを狙わずレイアップを選択。サードショットはピンまで9メートルと距離が残ったが、この長いパットを沈め、安どの表情を浮かべ初日を終えた。
 「前半はショットは良かったがグリーン上のラインを読めなかった。後半パットがよくなってきたと思ったらショットの調子が下がった」と今日は噛み合わなかった。グリーンの早さにも苦労した「アイアンで打ったときの転がりや、足で伝わってくる感覚とは違った。そこにアジャストするのに時間かかった」。
 また、今日はドライバーを抜いてのラウンド。これについて石川は「昨日吹いてた風とま逆の風で、使うとしても一回かなと。それよりもレイアップのときに中途半端なスウイングにならないクラブを使おうと思った」と意図を語った。
 「久しぶりのメジャーで少し緊張感があった。明日は雰囲気にのまれてしまうような緊張は無いと思うので今日よりもいいものを出していきたい」と石川。せっかく掴んだメジャーへの切符、このまま終わるわけにはいかない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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