森田理香子、貫禄の逃げ切り優勝!(撮影:ALBA)

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<Tポイントレディスゴルフトーナメント 最終日◇23日◇若木ゴルフ倶楽部(6,304ヤード・パー72)>
 佐賀県にある若木ゴルフ倶楽部を舞台に開催された国内女子ツアー「Tポイントレディスゴルフトーナメント」の最終日。単独首位からスタートした森田理香子が3バーディ2ボギーの“71”をマーク。トータルスコアを8アンダーまで伸ばし、2位に4打差をつける磐石のゴルフで今季初勝利を挙げた。
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 昨季の熾烈な賞金女王レースを制した若きマネークイーンのゴルフは最後まで揺らぐことはなかった。この日の森田は6番パー3でボギーが先行。しかし「難しいラインだったし、3パットはしょうがいない。次がロングでチャンスもあるので」と気持ちを切り替え、思惑通り続く7番パー5で2オン2パットのバーディを奪ってみせる。
 続く8番では4打目の難しいアプローチを寄せきれず再びボギーとしたが、森田の表情に焦りの色は全くなかった。それを証明するように後半に入ってからは13番14番と連続バーディを奪取。この時点でトータル8アンダーまでスコアを伸ばして、独走態勢を築いた。
 残る4ホールできっちりスコアカード通りに数字を並べた森田は、終わってみれば、2位の原江里菜に4打差をつける圧勝。3戦目にして早くも今季の目標に掲げた1勝目を挙げた。
 森田にとってこの日はボールに泥がついたり、ディボット跡に入ってしまったりと、どちらかと言えばあまり運の良くない日だった。しかし、そんな中でも森田の安定したゴルフを支えたのは昨年の熾烈な女王レースが生み出した“揺れない心”、つまり精神力の強さだ。
 「大変だったことを経験して、大きくなった自分がいます。今はそんな自信を持ってゴルフをしています」
 昨年、横峯さくらと最終戦まで争った熾烈な賞金女王レース。森田はその頃を「何をするにも手が震えました」と振り返ったが、現在ではその過酷な戦いを制したことで大きな自信を手にしている。実際、この日優勝争いの中プレーしていて、際どいパーパットが残った時でも普段のルーティンを崩すことなく、一定のリズムでプレーを重ねていた。かつては天性のスイングと飛距離を武器に戦っていた森田だが、現在は女王としての強靭な精神力こそ最大の武器と言えるかもしれない。
 森田自身は、今後の目標として「次の1勝」「賞金ランキング5位以内」を掲げるが、今季の女王レースも森田を中心に展開されていくことは想像に難くない。まだ2014年シーズンは始まったばかりだが、新たなステージに上がった若き女王がこれからどのような活躍を見せてくれるのか非常に楽しみだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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