Google Maps Gallery の目標は、インターネット上のデジタル地図帳になること
昨年の12月にグーグルは「Google Maps Engine public-data program」をリリースした。これは、企業や団体がグーグルのツールを使って自分たちの地図データをオンライン上で公開するためのプラットフォームだ。今週木曜日にはこのプログラムが拡大され、インタラクティブな電子地図「Google Maps Gallery」がローンチされた。これにより、プログラムに参加する地図をオンライン上で見つけやすくなる。
この動きはおそらく、地図ベンダー大手の Esri が今月初旬に発表した試みに追従するものだろう。Esri は同社の数千に及ぶ自治体や政府関係の顧客が持つ地理データを、一般に開示できるサービスを開始している。
「政府、非営利団体、企業等は国際的に価値のある地図データを所有していますが、それらはあまり一般公開されることがありません」と、Google Maps のプロダクトマネージャーであるジョーダン・ブレケンリッジは、グーグル・エンタープライズの公式ブログに書いている。
Google Maps Gallery はグーグルのクラウド・インフラを利用しており、あらゆる種類の地図データを見ることができる。人口統計や地方自治体の公共事業、災害時の避難経路等も閲覧可能だ。企業や非営利団体、政府等の利用者は、自分たちの地図のブランディング管理をしたり、既存のシステムと連動させることもできる。
現時点で Google Maps Gallery には、World Bank Group、Naitonal Geographic Society、U.S. Geological Survey、Florida Emergency Management、City of Edmonton 等の団体が地図を提供している。
画像提供:Google Maps Engine
Dave Smith
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