16日に韓国で行われたプロバスケットボールの試合で、監督が試合中にミスをした選手の口にガムテープを強制的に貼る出来事があった。選手の人権を無視する行為だとして、波紋を呼んでいる。複数の韓国メディアが報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 16日に韓国で行われたプロバスケットボールの試合で、監督が試合中にミスをした選手の口にガムテープを強制的に貼る出来事があった。選手の人権を無視する行為だとして、波紋を呼んでいる。複数の韓国メディアが報じた。

 騒動は蔚山モービスフィバスと安養KGC人参公社の試合で起きた。当時モービスが77-64でリードしていたが、モービスのユ・ジェハク監督はタイムを取り、守備でミスをしたハム・ジフン選手を激しく叱責。周囲にガムテープを持ってくるよう指示し、ハム選手に手渡すと口に貼るよう命じた。

 ハム選手は最初ためらったが、そんな姿を見た監督はさらに激怒。ハム選手は仕方なく口にガムテープを貼った。

 試合はテレビ中継されており、視聴者は一部始終を目撃することになった。試合後、バスケットボールファンは「選手の人格を無視する行為」などと非難し、監督の行為を問題視した。

 波紋が広がると、監督は17日、「バスケットボールファンと視聴者に不快な場面をお見せしてしまい申し訳ありません。今後はより成熟した指導者になれるよう努力します」と謝罪。騒動は一段落したが、監督には罰金など何らかの懲戒が下るとみられている。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)