英ホーランドエスクワイヤーがポップアップショップ初出店 デザイナー来日

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 イギリスのブランド「HOLLAND ESQUIRE(ホーランドエスクワイヤー)」が11月13日、ポップアップショップを阪急メンズ大阪にオープンした。昨年本格上陸した同ブランドにとって、ポップアップショップの国内出店は今回が初。これを記念してデザイナーのNick Holland(ニック・ホーランド)が来日した。

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 デザイナーのNick Hollandは、1970年代のイギリスで最も影響力のあったテーラーの一人である父の下で修業を積み、2001年に「HOLLAND ESQUIRE」を立ち上げた。イギリスの伝統的なテーラードに現代的な感性をミックスしたデザインが特徴の「HOLLAND ESQUIRE」は、ハンティングとフィッシング、シューティングをキーワードにメンズコレクションを発表しており、現在ではリバティやハーヴェイニコルズといった有力百貨店をはじめ、20店舗以上のショップで取り扱われている。Nick Hollandは2005〜2006年にハロッズが行ったキャンペーン「Britain's Best Tailors」でOzwald Boateng(オズワルド・ボーテング)やPaul Smith(ポール・スミス)、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウェストウッド)らと並びイギリスのベストテーラー10人に選ばれた他、元「Oasis(オアシス)」のLiam Gallagher(リアム・ギャラガー)のブランド「Pretty Green(プリティーグリーン)」のデザインを担当していたというキャリアを持つ。

 2012年に本格上陸した「HOLLAND ESQUIRE」は、TokyoGentleman'sClub(有限会社ピーターパン)が国内展開を手がけている。阪急メンズ大阪4階の特設スペースに開いた初のポップアップショップでは、イギリスの伝統的なテーラードを再構築し、ディテールに鮮やかなステッチや独創的なプリント、大胆な切り替えを施したジャケットやベストなど新しいUKスタイルを提案する2013-14年秋冬コレクションを揃える。来日したNick Hollandは、ノッティンガムを拠点に「着実にニーズに応えるものづくりをしていく」と話しており、「いつか渋谷や原宿など自分の好きな東京の街にオンリーショップを開きたい」という。2014年春夏シーズンからは、ウィメンズラインをスタートする計画だ。

■HOLLAND ESQUIRE
 http://www.hollandesquire.com/