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ソフトバンクおよびガンホー・オンライン・エンターテイメントは15日、フィンランドでモバイルゲーム事業を展開するスーパーセルを買収すると発表した。同社の議決権付きの株式51%を約1,511億円で取得する。今回の買収により、スーパーセルはソフトバンクの子会社となるが、社名や本社、CEOなどに変更はなく、3社は引き続き独立性を保ちながら事業を進める。

今回の買収は、ソフトバンクが80%、ガンホーが20%を出資し、フィンランドに設立する特別目的会社(SPC)を通じて行う。SPCがスーパーセルの議決権付株式51%を既存株主から取得する。これにより、スーパーセルはソフトバンクの子会社となり、ガンホーはSPCを持分法適応関連会社として、スーパーセルの損益を持分法で取り込む。

スーパーセルは、2010年5月にフィンランドで設立されたゲーム開発会社。これまでに「Clash of Clans」「Hay Day」の2つのソーシャルゲームを開発しており、Clash of Clansは137カ国、Hay Dayは96カ国の「App Store」のトップセールスランキングで1位を獲得した実績を持つ。

今回の買収について、ガンホーは、世界100カ国以上に事業を展開するスーパーセルの海外マーケティング力、App Storeのゲームカテゴリにおける同社のポジショニングを活かして、ガンホーグループの世界展開を強化したい考え。ソフトバンクは、ガンホー、スーパーセルをコンテンツ分野の牽引役として、世界展開を進めていく。

(記事提供:AndroWire編集部)