パリ気鋭アーティスト サモン・タカハシによる大規模個展 開催

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 パリを拠点に世界各地で活動するフランス出身のアーティストSamon Takahashi(サモン・タカハシ)による展覧会「宇宙(そら)をあるく-IN THE SKY I AM WALKING-」が、6月25日から東京・南青山のスパイラルガーデンで行われる。大規模な個展は日本で初めての開催になり、展覧会を通じて「アートにできることは何か」という原点を見つめ直す。会期は30日まで、入場は無料。

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 Samon Takahashiは、コンテンポラリー界の鬼才Fabrice Hybert(ファブリス・イベール)のアシスタントとしてヴェネチア・ビエンナーレなど複数の作品制作に携わったのち、1999年にギャラリー360°で自身初の個展を開催。人間の創造力や想像力の可能性について、実験音楽から視覚芸術まで幅広いメディアを通じて表現している。

 「宇宙(そら)をあるく-IN THE SKY I AM WALKING-」では6種類の作品を展示し、空想世界に浮遊する事象を会場内で視覚化して独自の世界観を演出。光、音、色彩など5感を使いながら、科学と現象の間に生じるズレや現代人が抱える矛盾、空想世界に存在する美しさや可能性を表現するという。

 また初日には、自身が中心メンバーを務めるグループOuUnPoの企画プロジェクト「Godzilla and The Phoenix」を実施。OuUnPoはアーティストやキュレーター、研究者など10か国16名のメンバーで構成しており、当日は、スパイラルマーケットに見慣れない店員が出没するほか、非常階段の壁面に展示された荒木経惟の写真作品「色事」の前で詩の朗読を行うなど、館内の様々な場所でパフォーマンスを繰り広げる。

■宇宙(そら)をあるく-IN THE SKY I AM WALKING-
 会期:2013年6月25日(火)〜 6月30日(日)
 時間:11:00〜20:00 無休
 会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
    03-3498-1171
 料金:無料