「週刊ONE PIECE新聞」毎週木曜、全4回発行。
尾田栄一郎インタビューのほか、超巨大手配書、麦わら海賊旗など、イラスト特典も満載

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あと2日! 『ONE PIECE』3年ぶりの長編映画「ONE PIECE FILM Z」の公開日:12月15日が間近に迫ってきました。
「ジャンプ」誌上やWEBなどで少しずつ情報が開示され、毎週のテレビアニメでも今月から映画公開特別バージョン「Zの野望編」を放映。さらにNOTTVでは映画のプロローグにあたり、尾田栄一郎描きおろしのオリジナルストーリー「GLORIOUS ISLAND」も放送中。日に日に期待感が高まってしまう。

原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務め、脚本は放送作家・鈴木おさむ、オープニングテーマを中田ヤスタカ、主題歌を歌うのがアヴリル・ラヴィーン、そして監督は数々のプリキュアシリーズで実績を積んできた長峯達也とプロフェッショナルが勢揃いした今作。その壮大なスケールと同様に、映画以外の様々なメディアでもワンピースワールドが広がっています。
映画公開に先駆けて、その情報をまとめてチェックしましょう!


【遂に新聞界にまで進出! 「週刊ONE PIECE新聞」】
毎週木曜発刊、全4回で展開されているのが、日刊スポーツが制作する「週刊ONE PIECE新聞」(1部300円)。
タブロイド判・28ページオールカラーで展開されているこの新聞の情報量がハンパないんです。特に毎回3ページが費やされている原作者・尾田栄一郎独占インタビューが、これまで聞いたこともない内容が満載で読み応え十分。かなり深いところまで突っ込んでしゃべっている上に、辛口コメントも満載でグイグイ引き込まれます。

例えば、「脚本・鈴木おさむが提案した「NEO海軍」と「ゼット」という今回の映画の肝の部分をどう思ったか?」とたずねられて……
《う〜ん。練り込めば、面白くなるかなぁと思いました》とバッサリ!

「今回の映画の関わり方」についてたずねられれば、
《僕は止められないんですよ、自分でも(笑い)。もう…何か、完璧主義だから1コやりはじめちゃったら。う〜ん。まぁ、悪く言えば人を信用していないのか、もうとにかく自分が全部やってしまいたいと。それが一番おもしろくなるはずだ、と思っちゃうんですよね》と、自分の求めるレベルの高さについて言及する。

また、「どうやって漫画家になれるの?」という質問に対しても、
《一番根本を言えば、描きたいものがあればなれます。漫画家になりたいと言って描きたいものがないという人がいますからね。なぜ漫画家になりたいんだろうと思いますよ》と結構辛辣だ。

これらに共通するのは、尾田先生の強烈なプロ意識。
もちろん、毎週の「ONE PIECE」を読んでいれば感じられることでもあるのだが、外野のプロフェッショナルと絡むことで、漫画家・尾田栄一郎の作り手としてのプライド、求めるものの高さがより際立ってくるのです。

新聞ではほかにも、
・プロデューサーと監督が徹底解剖する麦わらの一味
・週刊少年ジャンプ編集者ぶっちゃけ対談
・スポーツ新聞仕立ての原作あらすじ
・キャラクター絵描き歌
・麦わらの一味必殺技カタログ
・悪魔の実事典
・声優インタビュー
など読み応え・見応え十分。
集英社のワンピース担当編集者は「通過儀礼」として最初の打ち合わせの際、尾田先生が思い描くラストの「ワンピース」の秘密を全部教えてもらえる、なんて驚きの情報も随所に出てくるので、映画を待ち望むファンだけでなく、原作ファンも必見です。

ちょうど本日から最終第4弾が発売されているので、今すぐ全国の主要コンビニ・駅の売店へGO!
そして、これまでの第1弾〜第3弾を見逃した……という方も、ご安心を。
渋谷にある「ONE PIECE 麦わらストア」や全国のASA(朝日新聞販売所)でバックナンバーを発売中です。


【麦わらの一味、池袋をジャック中!】
今回の映画公開にあわせ、街全体を使ったプロモーションも企画されています。
その舞台は東京・池袋。「池袋ワンピース計画」と題し、5つの施設で様々な企画が展開中。スタンプラリーも実施されていて、全てのスタンプを集めると「フィルムゼットマグネット」がもらえます。

5つの施設とは……
(1)「シネマサンシャイン池袋」ではONE PIECE FILM Zを上映!
(2)「サンシャイン展望台」では映画資料展示と映画グッズを販売!!
(3)「ナムコナンジャタウン」ではワンピース特製フードメニューとアトラクションが満載!!!
(4)「アムラックス東京」では超巨大(高さ5.2m、幅8.9m)「フランキー将軍バルーン」が登場!!!!
(5)リニューアルしたばかりの「アニメイト池袋本店」がスタンプラリーのゴールポイント!!!!!

特にオススメがサンシャイン60のまさに60階にある「サンシャイン展望台」(展示見学は無料。ただし、展望台入場料(大人:620円、こども:460円)がかかります)。
キャラクターパネル展示や声優のサイン色紙、設定画、映画特報スチールが期間限定で展示されています。

キャラクター設定画には最終の改訂指示が書き込まれていたり、海軍大将・黄猿のサングラスのつるの模様など、映画を見てもきっと気づかない設定も細かく書き込まれているのでじっくり見たくなります。

映画入場者限定プレゼント「ワンピース千巻」も大切な宝物のように展示。もちろん中身は見れないんだけど、チラチラ見えてるのがなんとももどかしい。映画を見に行ってぜひともGETしたくなります。

また、麦わらの一味・9人の声優一人ひとりのサイン色紙も、それぞれ個別のメッセージやイラストが書き込まれていたり、他の出演者からの突っ込みがあったりと楽しい仕掛け。
個人的にはサンジ役の声優・平田広明のサインに書かれていた「さあみんなで空中歩行(スカイウォーク)!!」が場所(地上226.3m)とピッタリはまっていたのがツボ。

この時期、空が澄み切っているからか、サンシャイン展望台からの夜景はそれだけで見応え十分。青く光る東京スカイツリーと赤く光る東京タワーも美しく、デートにもオススメです。


【テレビスペシャル、ベストアルバム……今後の展開にも要チェック!】
そして、映画公開日と同日、12月15日21時からの「フジテレビ土曜プレミアム」では、ルフィが冒険に出るきっかけとなった、海賊・赤髪のシャンクスとのエピソードが完全新作「ワンピース エピソード オブ ルフィ〜ハンドアイランドの冒険〜」として放映されます。
ただのリバイバルではなく、新世界編でのコビー&ヘルメッポが初登場するので、ぜひとも押さえておきたいところ。

また、年明け1月には、映画公開記念&ONE PIECE15周年を記念した集大成のコレクションアルバムとして、 これまでの主題歌が集結したベストアルバム「ONE PIECE 15th Anniversary BEST ALBUM」も発売予定です。

どんどんどんどん、増殖していくワンピースワールド。
本日夕方からは、東京・六本木で『ワンピース アワード』も開催。六本木ヒルズをONE PIECEがジャックします。
こちらは招待制のため今からの参加はできませんが、エキレビ!では明日、このイベントの模様をレポートしますので、こちらもお楽しみに!
(オグマナオト)