「恋愛」「仕事」…etc なりたい自分を、色と音楽でプロデュース!?

数多くのインテリア本が発刊されたり、多彩なインテリアが備えられた賃貸物件が人気だったり、インテリアに強いこだわりを持つ人が多くなった昨今。自分自身が暮らすリラックス空間であり、また自分自身を表現する場所でもあるゆえ、凝った演出をつくり出したいところだ。カーテンやソファーなどは、自分好みのテイストやカラーリングを選びやすく、らしさを演出するのにもってこいのアイテム。しかし、電子機器、とくにオーディオ関連は色の選択肢が狭く、単一的なものばかり。多くの人が「もっと“私らしさ”を出せる、鮮やかな一品があってもいい」と思っているハズ。

そこで今回は、オーディオ機器メーカー・ヤマハから発売されたコンポ「MCR-B142」に着目。インテリアコーディネイターで、1級色彩コーディネーターの資格を持つユニ総合計画IC21事業部の辛智子さんと、音楽療法士、ピアニストとしても活躍する中村弥生さんにお話を伺いつつ、「音と色の関係性」についてインテリアアイテムとしてだけでない電子機器を紹介していきたい。

インテリアコーディネイターの辛智子さん(左)と、音楽療法士、ピアニストとして活躍中の中村弥生さん(右)

日常生活に影響する「カラーリング」の選び方とは?


――私たちの日常に、色はどのように関係するのでしょうか?
辛智子さん(以下、辛) 「色にはいろいろな分類の仕方があります。大きく分けると、赤・緑といった色味のある有彩色と白・黒といった色味のない無彩色に分けられます。また、温度感によって暖色・寒色・中性色という分け方もあります。暖色は赤やオレンジといった温かみのある色で、なごやかさや活力などをイメージできる色です。寒色は、青を基本とした色で、クールや冷静などに繋がるもの、中間色とは暖色と寒色の混ざった色で、さまざまな個性があります。最後に無彩色は白や黒などのモノラルな色のことで、何にも染まらない格好良さがあります。」

――具体的にはどのような色がどのような心理作用をもたらすのですか?

「典型的な例が、赤ですね。なんといっても血の色ですから、情熱的な感情となりやすく心拍数も上がります。緑は木や森を連想させ、癒しやヒーリングの効果があります。そして黒は、暗闇を思わせるので、畏れを感じると同時に、ミステリアスな印象から格好よさを感じるのです。それぞれの色から得られる印象、つまり心理的に影響するイメージは本当にさまざま。つまり、どの色に囲まれて生活するかで、その人の心理状態もわかり、その効果もあらわれるということですね」

――ヤマハの新しいコンポ「MCR-B142」は全部で10色展開なのですが、ご覧になっていかがですか?

「お部屋のインテリアに色を取り入れることで、単調になりがちな室内のアクセントとなり、暮らしのモチベーションに効果的となります。どういう暮らしをしたいか、自分がどういう人間でありたいかということを考えて色を取り入れると、豊かな生活を送れますので、その選ぶ色の対象が10色もあるというのは本当に素晴らしいと思います。これだけの多色ラインアップは、なかなかできることではありませんから。十人十色、の選び方ができるってことですね」

気持ちを左右する“テンポ”と“音数”


――音楽は私たちの生活に欠かせないものとなっていますが、生活を豊かにする音楽選びというのは、どのような観点で選べばいいですか?

中村弥生さん(以下、中村) 「音楽のテンションやトーンで「明るい」、「暗い」という印象を受けるのは誰でもわかると思うのですが、音楽が心理面において一番影響を与える要素が “テンポ”と“音数”なのです。まずはテンポですが、脳や身体でビートを感じるかどうかで、モチベーションが変わってきます。一定のテンポでしっかりとリズムを刻んでいる音楽なら、モチベーションもアップ。逆にドラムやベースがなく、ビートを感じない音楽だと、落ち着いた感情になります」

――クラシックは落ち着く、ということですか?
中村 「ひと言でクラシックといっても、いろんなものがありますからね。オーケストラでテンポの速いものならモチベーションはあがり、ピアノ独奏のものだと落ち着ける、という具合です。これが“音数”に関係するという理由になります」

――つまり、ジャンルはあまり関係ない、ということですか?
中村 「実はそうなんです。もちろん本人の好み、ということでは大いに関係ありますが。好きなジャンルなら、テンションも上がりますよね(笑)」



「MCR-B142」はBluetoothに対応しており、手元のiPhoneなどからリモコン感覚でワイヤレス再生ができる。さらにスマートフォン用専用アプリ「DTA CONTROLLER」をダウンロードすれば、選曲や本体の電源オフ、インプット等切り替えも可能となり、もはやリモコン要らず、なのである。また、時刻や音源ソースの曜日ごとの設定や「インテリアラーム」のボリューム調節など、細かなアラーム設定が簡単にできる。Android OS版は2013年春リリース予定。

では、具体的にどういった「配色」と「音楽」が生活に影響を与えてくれるのか。
「ストレスから解放されたい」、「ダイエットを成功させたい」、「素敵な恋愛がしたい!」といったケーススタディを元に、辛さんと中村さんに聞いてみた。