結果を出す「こなすだけベテラン」を叱り、失敗した「挑戦する若手」を評価。上司の「矛盾」を克服するキラーワード
部下を「ものさし」を使って4つのステージ別に捉えることができると、育成がとても楽になります。
具体的には、次の3つが変わります。
・仕事の割り当てが変わる
・良し悪しの伝え方が変わる
・支援の仕方が変わる
一つずつ、見ていきましょう。
「ものさし」を使うと、部下の一人ひとりに合わせて、どのような質や量の仕事を与えればよいか、考えることができるようになります。
仕事の割り当てを考える際の基本は、まずその仕事の難易度やかかる工数を見積もること。
たとえば、3.メインプレイヤーが担うべきレベルの仕事が発生したとき。 職場にメインプレイヤーの部下がいて、稼動に余裕があって能力も高い。そのような状況では何の問題もなく担当させる部下を決められます。しかし、現実にはそうはいきません。
能力の高い3.メインプレイヤーのAさんはほかの仕事で手いっぱい。残業続きでとても新しい仕事を任せられる状況ではありません。
別の3.メインプレイヤーのBさんは稼動に余裕はあるものの、能力的に任せるには不安。でもBさんに任せざるを得ない。
よくある状況ではないでしょうか。
ここからが「ものさし」の出番です。
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