jishin2_04


2011年は、携帯・ラジオ・テレビなどを通じて多くの緊急地震速報が発信され、その精度の実用性などが厳しく問われた。あまり大きくない揺れでも速報が頻発され、受信しても警戒しない人を増やしてしまったり、速報といっても時間のロスがけっこうあったり・・・・・・精度について気になる点がいくつかあった。
実は一日わずか10円の情報料で、上記の問題に悩まされない緊急地震速報が手に入るのだ。インターネット接続されている自分のコンピュータにインストールするタイプの「地震の見張り番」だ。株式会社センチュリーの直販サイトから、送料込で2980円。年間配信料は3,780円で、Windows XP、Vista、7の3種類のOSに対応している。

図を見ればわかるように、携帯・ラジオ・テレビ用の速報は、地震計からのデータが気象庁に送られたあと、複数の演算作業を経てから放送局や基地局へ配信する。一方、「地震の見張り番」は高度利用配信と呼ばれ、気象庁に届いたデータをすぐに専用サーバー経由でユーザーに発信。数秒から数十秒早く、大きな揺れに備える行動をとることができる。事前に震度も予測できるため、揺れが小さい場合は警報を鳴らさない、などといったカスタマイズも簡単。

3.11当日は携帯電話の不通、メールの遅延が大きな問題になったが、ウェブの方はリアルタイムで機能していた。「地震の見張り番」でいち早く緊急地震速報をキャッチし、ツイッターなどのSNSを活用して、速報のメッセージや避難指示を社員に配信しようとする企業による導入例もある。自分にあった使い方を自由に考えて、少しでも安全を確保したい。

(株)センチュリー 「地震の見張り番」HP



■関連記事
「地デジ難民は地震速報を受信できない?」、でも待てよ…
ついにスマホの充電ができる手回し充電ラジオ登場!―ソニー「ICF−B03」
日立から節電と非常時の強い味方になる蓄電システム「エネタス」発売


(MIYUKI KOMATSU)


■関連記事
今や照明と言えばLEDが常識!続々登場するLEDシーリングライトの新製品【売れ筋チェック】
自覚のなさにびっくり! AKB脱退騒動から見るソーシャルメディアの危険【話題】
男性陣は要注意か? SNSで女子が公開している写真は「チョイ盛り」だった【話題】
NHKがネットテレビ参入はテレビ離れを食い止められるのか?【話題】
任天堂「Wii U」は年末商戦期に発売決定 − 販売エリアは日米欧豪【ニュース】