全世界6000万部! 驚異のミステリ三部作第一部、文庫化

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 全世界で6000万部を売り上げた驚異の大ヒットミステリ『ミレニアム』三部作の第一部『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』の文庫版が発売された。

 『ミレニアム』はスウェーデンの作家、スティーグ・ラーソンの絶筆作品である。ラーソンはパートナーの女性・エヴァ・ガブリエルソンの協力を得て三部作を執筆したが、その大成功を見ることなく、2004年に心筋梗塞で他界した。

 『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』の物語は、スウェーデンの月刊誌『ミレニアム』の発行責任者であるミカエルが大物実業家であるヴェンネルストレムの不正を暴き、記事として発表しながらも、名誉毀損で訴えられ、有罪判決を受けるところから始まる。ミカエルは『ミレニアム』から離れるが、大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルから、兄の孫娘であるハリエットが40年前に失踪した事件の調査を依頼される……。何とヘンリックは、事件を解決したらヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。ミカエルはこの依頼を引き受け、特異な風貌をした女性調査員リスベットとともに困難な事件に挑む。

 池上冬樹氏や北上次郎氏などの文芸評論家が絶賛しているとおり、アッという間に読者を物語世界に引き込む力がこの作品にはある。文章そのものの読みやすさはもちろんのこと、女性調査員リスベットの魅力が大きい、という印象だ。

 現在、この作品の文庫化を記念した2大キャンペーンを実施中。第1弾は『ミレニアム』ゆかりの賞品が抽選で250名に当たる(10月末日締切り)。第2弾は三部作いずれかの作品が対象の『ミレニアム』400字レビューコンクール。こちらの大賞作品にはスウェーデン往復航空券が贈呈される(12月末日締切り)。
 詳しくはhttp://millennium-book.jp/ をご参照のこと。

 世界的な大ヒットとなったこの三部作。まだ読んでいない人には、今回の文庫化はこのおもしろさに触れるチャンスとなるはずだ。また、本作はデヴィッド・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグ主演のハリウッド版映画が2012年2月に日本で公開される。
(新刊JP編集部)


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