【ワイヤレステクノロジーパーク2011】NTTグループブース、「基地局用広帯域線形電力増幅器」・「複数帯域同時通過フィルタ」を展示
NTTドコモが展示していた基地局に関する展示を紹介します

ケータイやスマートフォンを支えるインフラの要である基地局ですが、ワイヤレステクノロジーパーク2011のNTTグループブースにてNTTドコモが基地局に関する技術の展示を行っていたので紹介します。

基地局用広帯域線形電力増幅器
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基地局用広帯域線形電力増幅器の概要


これは、基地局や端末(スマートフォンとかケータイなど)の電力増幅器での電波のひずみを低減させる技術で、この機器を利用し、電波のひずみを低減して電力増幅器を通すことで、基地局の省電力化と電波の有効的な利用ができるようになる…というものです。

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基地局用広帯域線形電力増幅器


省電力化がされることで、非常時や停電時などでの基地局の稼働時間の延長も期待したいですね。


複数帯域同時通過フィルタ
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複数帯域同時通過フィルタの概要


こちらも基地局に関する技術で、こちらはその名の通り「複数の帯域(バンド)を1つのフィルタで通す」というもの。
従来の単バンドフィルタの場合だと帯域ごとにフィルタを用意してそれぞれで通してから再結合などを経て通信をやりとりしていたものを、一つのフィルタで複数の帯域をまとめて処理することで、通信の高度化や回路損失の回避が期待できるというものです。

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展示されていたフィルタ。ナローサイド結合とブロードサイド結合の2種類があるようです

例えば、これまで一つの帯域を1つのフィルタで処理していたものが二つの帯域を1つのフィルタでこなせるようになることで、基地局自体の小型化や通信ロスを減らすといったことも期待できるそうです。


今回はスマートフォンやケータイを陰で支える基地局の展示の紹介でしたが、これらのバックボーンが整っていけば、より端末の通信も快適になっていくはずです。
今後も端末だけでなく基地局からの改善のアプローチに期待したいですね。

記事執筆:河童丸


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