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ゴルチエはMarie Claire誌のインタビューで、下積み時代キャリアを築く上で大切なファッションイベントに参加する機会を逃さないよう機転を利かせてくれた祖母の想い出を振り返り、「ピエール・カルダン(Pierre Cardin)との仕事でフィリピンにしばらく滞在していた時、どうしても行きたいファッションショーがあって、どうすればフランスに戻れるかと考えていたんだ。そんな僕を助けるため、お祖母ちゃんは死んだフリをしてくれた。お陰で“身内の不幸”を言い訳に、無事本国に帰ることが出来たよ。それからしばらくしてまた似たような事態に見舞われたんだけれど、その時もまたお祖母ちゃんが死んだフリをしてピンチを救ってくれた。彼女は僕のために2度も死んでくれたって訳さ!」と語った。

学生時代にはファッションに対するオープンな姿勢が度々騒動を巻き起こしたと語るゴルチエは、ショウガールをスケッチのモデルに使い先生から大目玉を食らった時のことを振り返る。

「お祖母ちゃんは何かと寛容で、TVに関しても何でも好きなものを見せてくれた。ある日フォリー・ベルジェール(フレンチカンカンで有名なパリのミュージックホール)のドキュメンタリーを観て、その翌日、ショウガールのスケッチを描いたら先生に見つかってとんだお仕置きにあったよ!僕の背中にそのスケッチを貼り付けて、教室から教室へと回らされたんだ。でもお陰で普段はクラスの男子に疎まれる小心者で孤独な少年だった僕が、その日ばかりは人気者になったね!」


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