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今年は、11年目として、新たな気持ちで再スタートする、パリ市内のショールームの祭典Designer’s Days。夏至に向かう、16日〜20日の会期中、アソシエーション、メーカー、デザイン学校などの66カ所でイベントが開催される。

2011年のテーマは、「会話」。一般にも開放されるイベントであるだけに、デザインという、少々格式の高い分野と思われがちな側面を払拭しようという試みにも捉えられる。
老舗ブランドのBaccarat社は、ハイメ・ハイヨンを招聘する。ファッションデザイナーのマウリツィオ・ガランテは、トロンプロ―ユ(だまし絵)を用いて旅情感を、カーペットメーカーTai Pingで演出する。クリスチャン・ラクロワも家具をモザイク装飾する予定だ。また、大学やデザイン学校の生徒たちも参画し、講演会も予定されている。デザイン業界に息吹を与えるイベントとして成長していくことに期待する。

www.designersdays.com

(取材・文 Kaoru URATA)

写真:バカラ社でインスタレーションを予定のハイメ・ハイヨン


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