ジー ゼニアのディレクター辞任、ジル・サンダーPaul Surridgeを起用

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 エルメネジルド ゼニア グループが展開するメンズブランド「Z Zegna(ジーゼニア)」が2011年5月2日、クリエイティブ・ディレクターAlessandro Sartori(アレッサンドロ・サルトリ)の辞任を発表した。後任には現在「JIL SANDER(ジル・サンダー)」のメンズウェア部門でヘッド・デザイナーを務めるPaul Surridge(ポール・サリッジ)が起用される。

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 アレッサンドロ・サルトリは、2003年のブランド設立時から8年間クリエイティブ・ディレクターを務めてきた。Facebook内の公式アカウントでコレクションのライブ中継時に視聴者参加型イベント「Fashion Contest(ファッション コンテスト)」を開催するなど、ウェブコンテンツを利用したプロモーションを積極的に取り組んできたことでも知られている。後任となるポール・サリッジは「JIL SANDER」のメンズウェアのヘッドデザイナーを務めており、これまで「BURBERRY(バーバリー)」や「Calvin Klein(カルバン・クライン)」などで経験を積んでいるデザイナー。2012年秋冬コレクションから「ジーゼニア」クリエイティブ・ディレクターとしてブランドの指揮を執る。

 エルメネジルド ゼニア グループのCEO エルメネジルド・ゼニアは、「アレッサンドロは、ブランドの確固たるポジションを築き、大きな仕事を成し遂げてくれました。ゼニア製品の中で『ジーゼニア』はモダンでファッショナブルなライフスタイルを展開するという重要な役割を担い、今後もその戦略的なポジショニングは変わりません。ポールの新たな活躍を期待しています」と新ディレクターを歓迎している。アレッサンドロ・サルトリは、2011年6月にミラノで発表される2012年春夏コレクションが「ジーゼニア」クリエイティブ・ディレクターとしての最後のシーズンとなる。