【コミック】絶版タイトルマンガの浄化とその作者に対する贖罪『Jコミ』

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(画像:Jコミより)

日本を代表するサブカル文化であるマンガを正しく未来に残したいという思いから立ち上げられたWebサイト『Jコミ』。同サイトでは絶版と化したマンガ作品を著作権を保有する原作者の了解の下、広告ページを挿入するというスタイルでインターネット上で共有するというもの。広告収入は原作者へ原稿料という形で支払われるとのこと。

絶版マンガ共有システムという新たなスタイルを提案するJコミでは、幻の絶版タイトルをはじめ、過去の名作、良作に埋もれた傑作などのマンガ作品を無料で楽しむことができる。

さらにJコミでは『違法絶版マンガファイル浄化計画』というキャンペーンを展開させている。同キャンペーンには、雑誌に連載されている作品がWinnyなどのファイル共有ソフトで配信されていた場合、法的なアクションを起こすこともできるが、もし絶版タイトルだった場合、権利を持たない出版社は手を出せず、原作者もいろいろな理由から手をこまねくしかないため、このようなケースに対して救済措置を設ける試みを広げようという狙いがあるようだ。

もし絶版タイトルのマンガファイルを所持、もしくは発見した場合、その現物をJコミへと提出することで、Jコミがその作者と交渉。許可が下りれば前述のように広告を挿入、Jコミで公開し、広告収入が作者へと支払われることになる。

違法ファイルの被害額は年々増加する一方。Jコミの提唱するスタイルがうまく機能すればサイトユーザーは絶版となったマンガ作品を読めるだけでなく、作者にも収入が発生するため同サイトでは贖罪になると説明している。


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