10月25日(月)に、翌日の26日(火)から1万円値下げして販売することが発表されたソニーの「PSP go」ですが、大幅値下げにもかかわらず販売台数にほとんど変化がないことが明らかになりました。

「PSP-3000」をはじめとした従来のPSPシリーズは好調な売れ行きであるため、明暗がはっきり分かれる結果となっています。

詳細は以下から。
週間ソフト&ハードセルスルーランキング(2010年10月25日〜10月31日) | メディアクリエイト


ゲームビジネスを中心としてリサーチやコンサルティングなどを手がけるメディアクリエイトが行った2010年10月25日〜10月31日のゲームソフトおよびゲーム機の販売台数調査によると、10月28日(木)に発売されたPSPソフト「GOD EATER BURST:ゴッドイーター バースト」が26万3150本を売り上げ、ソフト販売本数1位となったそうです。

この調査によると、「PSP-3000」をはじめとした従来のPSPシリーズが3万8874台を売り上げたのに対して、値下げされた初週となる「PSP go」の販売台数はXbox360(2669台)をわずかに上回り、ニンテンドーDS Lite(3375台)をわずかに下回る3031台という結果になったようです。ちなみに、2010年10月11日〜10月17日の販売台数は1590台であったため、販売台数自体は増えているようです。


ちなみに「GOD EATER BURST」はダウンロード版も販売されているため、「同作のダウンロード版が提供されなかったためにPSP goの販売台数が伸びなかった」というわけではないようです。

しかし「GOD EATER BURST」のメーカー希望小売価格は、店頭販売される「通常版」が5229円であるのに対して「ダウンロード版」が4700円とあまり差が無く、量販店などではポイント還元や値引き販売などが行われていることを考えれば、ダウンロード版よりも通常版の方が安くなる可能性がある上に、そもそも「PSP-3000」でもダウンロード版を購入できることから、わざわざ「PSP go」を選ぶメリットがあまり無いことも、ユーザーの買い控えを招く一因と考えられます。

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