イグアインのハットトリックなどで格下のバジャドリーを1−4で降したR・マドリー。楽勝の勝利ではあったが、バジャドリーのラフプレーの連続に苦しめられた。その対象となってしまったのはC・ロナウドだ。

 タックルを受けるだけなら慣れているであろうC・ロナウド。しかし、バジャドリー選手達は、タックルで倒れたC・ロナウドを踏みつける、蹴り上げるといったラフプレーの連続。もちろん主審には見られないように繰り返される仕打ちにC・ロナウドが切れた。

 傷だらけの足を出して主審にアピールしたC・ロナウド。「ボールが無い所で足を蹴り付けていた」と怒りを表した。試合後アルベロアも、「バジャドリーがファールぎりぎりで来るのは分かっていたけど、あまりにもボールが無い所でラフプレーが目立った」と振り返った。

 堪忍袋の緒が切れたC・ロナウドは、ペジェグリーニ監督にまで近づき、「監督、どこのポジションに行っても足を蹴られる」と告げている。あらゆる困難に打ち勝ち、勝利をもぎ取ったR・マドリー。最後のタイトルに向けてバルサとの優勝争いは続く。

(スペイン通信)