フランス代表との親善試合を前に招集メンバーを発表したデル・ボスケ監督。そのリストにはバルサGKビクトル・バルデスの名前はまたも含まれてなかった。不動のGKカシージャス、第2キーパーはリバプールのペペ・レイナ、そして第3キーパーにはビジャレアルのディエゴ・ロペスが選ばれた。

 昨シーズン、リーガで最少失点のキーパーに送られるサモラ賞はビクトル・バルデス。スペイン代表に招集されたのは、2005年の対ウルグアイ代表との親善試合。しかし、出場機会はなかった。今シーズンもリーガ最少失点でサモラ賞候補となっているビクトル・バルデスだが、「キーパーのポジションは競争率が高い」とデル・ボスケ監督は語っている。

 大事な試合で致命的なミスをすることが多かったビクトル・バルデスだが、最近は安定感を増し、バルサ6冠に貢献。そろそろ代表復帰と期待されていたが、やはり招集メンバー入りすることはなかった。W杯もこのままだとカシージャス、ペペ・レイナ、ディエゴ・ロペスでキーパーは固定される可能性が高い。ビクトル・バルデスの活躍はバルサでこれからも見ることはできそうだが、代表は厳しそうだ。

(スペイン通信)