リアソールスタジアムで決めたバルサの今シーズン最後となるエトーのゴール。バルサでの通算130ゴール目を叩き込んだ。今シーズンは、チームのタイトルに加え、個人でもリーガ得点王ピチチとヨーロッパ得点王を狙っていたエトーだったが、個人タイトルはどちらもA・マドリーのディエゴ・フォルランに持って行かれた。

 「個人タイトルよりもチームのタイトルを優先したい」と言い続けてきたエトー。その通りバルサは目標としていた3冠を達成。残念ながら個人タイトル獲得とまでには至らなかったが、対デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦のゴールでリバウドが1997〜2002シーズンまでで記録した130ゴールに並びチーム歴代3位に入った。ちなみに1位は235ゴールのセサル、2位が196ゴールのクバラとなっている。

 リーガだけのゴール数も108ゴールで歴代3位となっているエトー。次の目標は、131ゴールのクバラの記録を来シーズン追い抜くことだ。リーガにおけるバルサの最多ゴールも195ゴールを挙げているセサル。セサルの記録を抜くのは不可能に近いが、エトーはバルササポーターに語り継がれる歴史に残るゴールゲッターとなった。来シーズンもバルサ残留の意志を示しているエトー。グアルディオラ監督も彼の残留を望んでいることからエトーは来シーズンもバルサでゴールを奪い続けてくれるだろう。エトーのリーガでの挑戦はこれからも続く。

(スペイン通信)