R・マドリー新会長候補のペレス氏に課せられる大きな仕事の一つが、世界的なスター選手獲得に加え、チームの軸となるスペイン人選手の獲得だ。FWビージャ、MFシャビ・アロンソの名前が獲得候補選手としてこれまでは挙がっていたが、ここに来てバレンシアのMFシルバが加わった。

 スペイン代表でもレギュラーとして活躍するシルバ。経営難に苦しむバレンシアは高額取りのビージャやシルバを売却し、経済危機をなんとか乗り越えたいところだ。これまでシルバにはセリエAのユベントスやプレミアリーグのリバプールなど海外のクラブが目を付けていたが、ペレス氏がR・マドリー会長に就任すればR・マドリー移籍の可能性も十分あり得る。

 シルバ本人は、「バレンシアとの契約がある。まずは怪我から復帰し、チームを助けることだけを考えている。噂については何も知らない」と語っているが、来シーズンもバレンシアでプレーを続けるとは考えにくい。バレンシアのシルバとビージャの動向はスペイン中が注目している。

(スペイン通信)